鶏の腿肉

最近、料理をする時に避けてしまっている食材があります。
それは鶏の腿肉です。


こちらの鶏の腿肉は、どうもにおいます。
血生臭い感じです。
調理をしていると台所中に血のにおいが広がって、
頭がくらくらしてしまいます。
本気でベジタリアンになろうかと考えてしまうぐらい
気持ちが悪くなります。


でも、今夜は蚊取り線香を焚いて気を紛らわせながら、
頑張って調理しました。


こちらの人たちはこのにおいがしても大丈夫ということを考えると、
嗅覚の感性は文化によって身につけられるものなんだと実感します。


日本にいた時は、鶏もも肉を調理しても
血のにおいを感じたことはありませんでした。
こちらの鶏の腿肉は、いつも血のにおいがします。


台湾のスーパーで買う鶏の腿肉は、
たとえ去骨qù gŭ(骨なし)と書いてあるものを買っても、
必ずと言っていいほど骨がついています。
骨が付いていると、その周辺に血が付着しているので、
血が完全に抜けていないために、血生臭いのではと思います。
鶏のと殺の方法が日本と違うのでは・・・とも思ってしまいます。


ちなみに、鶏の胸肉はあまりにおわなくて、大丈夫でした。
鶏の胸肉には骨が付いていることがないので、
血も完全に抜けていて、におわないのかもしれません。